質問がないのは聴き手の所為ではないよ

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話す側としては
「話が分からなかったのなら質問してくれればいいのに」
と思うかもしれません。
しかし、情報があふれた現代では唯一無二の価値を持つ知識は存在しないので、あえて分かりにくい情報源にこだわる必要はありません。そこまで話をしたあなたに、聴衆が固執すると思うのは浅はかです。

内容が良いか悪いかとは別として、分かりやすければ分かりやすいほど、聴き手も様々な発想をしてドンドン質問をしたくなります。
繰り返しますが、話や講義、講演で質問が出てこないのは「興味がない」のでも「内容が悪い」のでもなく、単に「分かりにくい」ことがほとんどです。

ただし、本当に分かりやすい上に内容がスバラシイ話がまれにあり、それを聴き終えた後には質問は出てきません。
最近もそんな体験をしました。
もちろん細かい部分について色々と訪ねてみたいことはあったのですが、なにか些細なことを質問するのが失礼なような、おこがましいような、静かにその瞬間には自分の頭の中で反すうしたりじっくりと考えてみたい、せいぜい自分と同じようなレベルでその話を理解できた人とだけ議論や討論をしてみたい。
そんなことがありました。

2010-08-01 8a.m.

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