ライフハックよりデスハック

どのように死ぬかを考えることは、どのように生きるかを考えることと同じです。

ライフハックというのは、ちょっとしたシンプルなアイデアで、人生のあらゆる(それこそ対象はすべて!)困難やタスクについて、うまくのりきるような工夫をし、それを積極的に共有しようという考え方だと思っています。
「デスハック」は長期的には誰にとっても避けられない「死」について考えることによって、より「うまく」生きようと試みるライフハックです。

ビジネスでもプロジェクトでもスポーツでも、目標管理のやり方として「ゴールから逆算する」というものがよく紹介されます。それを人生全体に当てはめてみるのです。自分が目指す死ぬところや死に方から逆算して生き方を考えてみるわけです。
ただし、多くの人は自分がいつ死ぬかについてイメージしにくかったり、予想することができないと思います。死について考えること自体が嫌な印象で抵抗を感じる人もいるでしょう。死をスケジュールに入れることは論理的にも心理的にも難しいのは確かです。
それも訓練や習慣化によって乗り越えることができるとは思っていますが。

毎日ではなくていいですが、「今日はどのように生きようか」と考えるのではなく「明日死ぬとしたら今日何をしたいだろうか」と自らに問うというのは何かを変えるきっかけやエネルギーになります。
あるいは「今日死んでしまったとして、自分は満足できるだろうか。諦めがつくだろうか」と振り返るのも良いかもしれません。

そんな風に行動と思考のサイクルをまわしながら「良く」生きることによって、「良く」死ぬことに近づけるのではないでしょうか。

2010-04-06 8a.m.

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