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エッセイ

NPOの理事は頭、事務は手足

NPOが継続するためには頭たる理事・代表も必要だし、手足たる事務局や実働人員も大事だ。 しかし、NPOの実体は理事だと考えるべきだろう。 足がとんでもなく速い人がいたとして、世間はその人を高く評価するだろうが、その「足だけ」を尊敬したりはし...
メンタルヘルス

自分のために人を鍛える

自分が人に教えたり、情報を出したりするのは、一に自分のためだ。 勉強会などで、人にアドバイスをしたり、トレーニングを付けたりすることは、短期的には自分の考えや知識、テクニックを整理してまとめたり、効果を試すのに有用だ。 そして長期的には自分...
ポストベンション

介入前ミーティングは「売り込み」の場だ

自殺や事故などが起きたとき、その組織から介入の打診があったとして、最初のミーティングは「セールス」の場だ。 正に「売り込み」のチャンスと考えていい。 「セールス」や「売り込み」という言葉を使ったので、何かこう、顧客・クライアントが本当は望ん...
カウンセリング

まず一品、料理がつくれることを目指す

体系的に基礎から学ぶことも大切だが、もうすでに目の前に現場が迫っている人にとっては時間が足りない。 「とりあえずやってみる」ところから始めてしまうこともいいだろう。 カウンセリングでも、「お勉強」から始めないで、ある特定の場面だけからでもい...
カウンセリング

カウンセリングをコーヒーにたとえると

カウンセリングはコーヒーの楽しみ方にたとえるとスターバックスのようなカスタマイズできるちょっとリッチな体験のできる場所という感じだ。 ホットかアイスかは当然のこと、大きさが選べたり、好みのフレーバーを足したり減らしたりもできる。 スターバッ...
メンタルヘルス

鍵を拾っても鍵穴を知らなければ使えない

およそ3年ほどもメンタルヘルスやカウンセリング、惨事ストレス周辺について考えてきた。 一つ一つの知識やアイデアは小さな点だけれども、さすがにこれだけの時間を継続的に費やしてきたら、カバーできる範囲はかなり広く隙間なく、統合されてきているよう...
知的生産

単純理論、事例、比ゆを組み合わせる理由や背景

メンター曰く、「教育や情報提供でのコツは、単純理論と事例、比ゆをうまく組み合わせて伝えることだよ」と。 「単純理論」は、「AだからB、BだからつまりCになる」といったくらいに論理の流れが簡単・シンプルでないと受け手には伝わりにくいということ...
メンタルヘルス

比ゆやショーマンシップの活用は邪道ではない

メンタルヘルスの教育や情報提供の場に限らず、たとえ話やストーリーの「見せ方(魅せ方)」というのは大事だ。 しかし、そのコツや技術は伝達や教育、形式知にすることがやや難しいため、あるいは学問や科学的なものではないと思えるため、軽視されたり、...
メンタルヘルス

人間は一度に一つのことしか認識できないからストーリー(流れ)が必要になる

どんな教育でも同じだろうが、メンタルヘルスの教育でも一つのテーマについての知識や知っておくべきことは「全体としては」大きくなる。 これを、まったく知らない状態から丸々憶えたり現場で使えるようになるのはやはり簡単ではない。 小さなテーマそれぞ...
メンタルヘルス

インプット、アウトプット – 知的に食べて運動しよう

知識を栄養化して身に付けるためには、その知識を実際に使ってみることが必要だ。 知識のインプットは、食物を食べることにあたる。 まずは栄養を外部から入れなくては、我々生き物は成長できない。 手当たり次第に食べてみることもあるし、吟味して美味し...