depression

メンタルヘルス

うつの(疲労困憊した)時の「食べたくない」思考を解釈する

うつの症状の一つに食欲不振がある。 この症状周辺について考えてみる。 うつの人が皆「食べられな」くなる訳ではない まず知っておきたいのが、うつやうつ的状態になっているからといって、必ず食欲が落ちて、体重も減るものだという認識は間違いだという...
メンタルヘルス

実際にやってみることの大切さ

今度ゲートキーパーの教育をする。 周りの方へ。大切な人の悩みに、気づいてください。|自殺対策 - 内閣府 その構成を考え中。 まず、うつや心理的の基礎的なことを知っていなくてはいけないだろう、と耳学問中心にするつもりはない。 やってみてもら...
ポストベンション

震災被災者の心理をサポートする視点 – 東日本大震災26日目

伝聞でしかないのだけど、今般の災害に被災した方々の一つの気持ちのありようは、「今のことしか考えられない」「目の前のやることをやらなきゃ」というものだという。 発災当日からの激動の危機や生活の変化がはっきりと思い出せなかったり、それほど遠い先...
メンタルヘルス

言葉に敏感になろう、言葉にとらわれ過ぎないようにしよう

カウンセリングでもメンタルヘルス教育でも、言語、話し言葉、書き言葉を使って、メッセージや情報を伝え、共有しようとする以上、そのツールについて良く知らなくてはいけません。 かと言って、言語学の専門家になるとか、法律や科学のように厳密な定義と解...
メンタルヘルス

メンタルヘルス教育において科学性が担保しづらいと感じる時

メンタルヘルスの教育でうつやASD、PTSDなどの時間経過による変化を表現しイメージアップしてもらう場合に、なかなか科学的、学術的な表現は難しい。 うつやPTSDにはICDやDSMというような診断基準はあるものの、それらは経時的なスコアリン...
メンタルヘルス

人間はなかなか死なない

うつのリハビリでは、ちょうど良い負荷にコントロールしながら、体力や感覚、社会での生活力を回復していくのが本当に難しいものです。 運命的な要素や社会や組織の規範がどうしても個人の事情に合せてゆずることができない場合も多々あります。 それ以外は...
メンタルヘルス

診断は窓に過ぎない

現代型うつ、新型うつ、ディスチミア型などといくら分類を細かにしたり、増やしたりしても、それが治療や行政施策に結びつかなくては意義が少ない。 あくまで人間や病態が先にあってその後に診断や医療がある。 現代の医学・医療は診断をしてから治療をする...
メンタルヘルス

うつ的反応の一例(3) – 異性関係

うつの人が、その不安や苦しさを短期的にでも減らそうとして、異性関係という強い「快」を求めることがよくあります。 ある男性はうつの治療をしながらもケータイでの出会い系サイトにハマってしまいました。 実際に待ち合わせの約束をしたり、メールのやり...
メンタルヘルス

うつ的反応の一例(2) – トマソン的横断歩道と事故傾性

うつの人が消極的ながら危険な状態や環境に向かうことを事故傾性と言います。 自暴自棄に陥ったり、車の運転が荒くなったり、生活習慣病や悪性腫瘍の治療を拒否したり、子供であれば小さいな文房具屋やオモチャを飲み込もうとしたり、などが例として挙げられ...
メンタルヘルス

うつ的反応の一例(1)

うつで職場を休んだ後に、リハビリで出勤を始めた方の話です。 何日か順調に通勤し、うまくリハビリが開始したように見えました。 しかしある朝出勤してから、急に帰りが不安になりました。 彼は都心の大きな駅を経由して通勤していたのですが、その乗り換...