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ポストベンション

遺体に「慣れる」ということはない

事故や犯罪、災害など、あるいは業務・任務の上で死体を見た、扱ったときの心理的トラウマティック反応には、強い時、弱い時、まったくないときなど様々だ。 死体目撃反応をあまり重視していない人や、「(必ず)慣れるから大丈夫」と言い切る人もいる。 ど...
ポストベンション

オリンピック競技と惨事ストレスとレジリエンス

惨事における心理面の対応に携わってきて、このブログでも書いてきている。 惨事対応をチームでする理由 | deathhacks 惨事へのサポートケア焦点 その1 | deathhacks 惨事へのサポートケア焦点 その2 | deathhac...
ポストベンション

ショックな出来事に対処するために持つべきは「意識」と「知識」と「儀式」

惨事の衝撃は時に甚大だ。 私たちが現場で介入サポートをするのは、問題や悩み、悲しみを解消してゼロにするためではない。 そもそもそれは不可能だ。 出来事によるショックは人によって違うし、そこから回復するペースもまたそれぞれだ。 サポートにはそ...
メンタルヘルス

自殺者の葬儀での身内のふるまいは難しい

自殺者の家族や身内は、葬儀を行う場合に、様々な関係者の視線にさらされる。 関係者というのは、学校や職場など自殺者が所属していたコミュニティの人間、参列者、葬儀業者、僧職者、(色々な程度の付き合いがあった)親類などだ。 現実として、自殺という...
エッセイ

トラウマ体験と「におい」や「音」が強固に結びつく理由

においや音に関連した連想記憶というものは視覚に関するものよりも、強い印象を残す場合がある。 いわゆるトラウマティックな体験と合わさってトラブルや問題になる。 その体験をしたときのにおいと同じか似たようなにおいを避けるようになったり、においに...
メンタルヘルス

ASD、PTSDにおける回避と麻痺の背景は同じ

ASDやPTSDの症状には、侵入(再体験、フラッシュバック)、回避(麻痺)、過覚醒がある。 この内、麻痺(感情鈍麻、離人感)は惨事に遭った直後に目立つ。 パニックになってしまうような事態、知己の死や自分の生命の危機などに出逢っているのに、そ...
メンタルヘルス

メンタルヘルス教育において科学性が担保しづらいと感じる時

メンタルヘルスの教育でうつやASD、PTSDなどの時間経過による変化を表現しイメージアップしてもらう場合に、なかなか科学的、学術的な表現は難しい。 うつやPTSDにはICDやDSMというような診断基準はあるものの、それらは経時的なスコアリン...
メンタルヘルス

フラッシュバックは絶対悪にあらず

PTSD(心的外傷後ストレス障害)やASD(急性ストレス障害)に伴うフラッシュバック(侵入)はその体験や感覚そのものに善悪はありません。 何か衝撃的な出来事(PTSDであるならば生命の危険を感じた、もしくは実際に死ぬ可能性があった)を経験し...