愚痴は120%良いものだ – 愚痴の研究その1

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愚痴をこぼすことに悪いところはただの1つもない。
あるとすれば、寄り優先するものがあるという状況とか、聞く相手が拒否的であるとかいう、場面との相性だけだろう。
服装や言葉にTPOがあるように愚痴だっていつでもそぐうわけではない。
ただし、それは「愚痴」そのもののせいではない。

愚痴をこぼすということにはとかくネガティブな印象がある。
「愚痴を聞かされて困った」とか、「愚痴を言っているようでは自分はもっとだめになる」という、誤った思い込みがせっかくの愚痴の効果的活用を妨げている。

人は愚痴を言うことで、事実だけでなく、出来事などに対して自分がどう感じているか、愚痴をこぼしている相手だけでなく、自分に対しても確認することができる。
こうした客観的な視点を持つということは自分一人でやることも不可能ではないが、思いの外難しい。
相手が上手に、攻撃や茶々を入れないで、上手に聴いてくれるというならば、愚痴大いに結構。

確かに愚痴をこぼすだけで、環境や状況、人間関係や世界が変化するというものではない。
しかし、まずはいったん事実+自分の内面を広げて見渡してみて、信頼出来る人と一緒に眺めてちょっと落ち着くことが大事なのだ。
「なんだ。やっぱり最悪の状況だねぇ」でもいいし、「ん。待てよ。この部分はもう少し深く確認してみると何か見えてくるかも」というアイデアが出ればなお良い。

2013-02-28 07:00

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