他人にものを教えたり、指導したりする資格があるか否かの判断材料は、その人が実際にその技術や知識を相手や周りに見せることができるかどうかという一点のみで測られる。
大事なことは、次の2点だ。
- 技術のレベルは大した問題ではない
- 「見せることができる」というのは、心理的に拒否や躊躇をしないことと、見せるためのプレゼンテーション能力があることの両方を含む
技術のレベルが問題ではない、というのは、教わる、あるいは参考にする価値がないか、教わる人間が理解できない場合には自然に教える教わるという関係が消滅するか、そもそも生じないことによる。
この部分は常に流動的で不安定だから、コントロールしようとすることがかなりナンセンスだろう。
それよりかは単純に実直に技術と知識の量と質を高めることに愚直に集中するべきだ。
2番めの「拒否や躊躇をしない」というのは、絶対的条件だ。
これがなければ教育が成立しない。
これなしに存在しているように見える教育はすべて「ウソもの」だ。
カウンセリングの教育であれば、ロールプレイでもモデリングでもガンガン見せて教えればいい。
言葉で説明できても、実際に自分で再現できないようなことを誰がまじめに教わる気になるだろうか?
私が認める教育者、指導者は皆いくらでも出し惜しみをせずに実践を見せてくれる。
2013-02-13 11:00

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