「依存」が強すぎるときに「しがみつき」を使う

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心理的、精神病理的フィールドで「依存」と言うとどんなものを思い浮かべるだろうか。
おそらく、アルコール、薬物、ギャンブル、セックスなどが出てくるだろうか。

しかし、通常は「依存」という言葉を使わないが、「依存性」または「共依存性」を持つ対象や状態というものはまだまだ他にもある。
例えば、リストカット、仕事、タバコ、過食、ランニング(など様々な運動)、医療や心理カウンセリングなど各種セラピー等々。

「しがみつき」という言葉であれば、「依存」よりかはもう少しソフトに広い範囲で、仕事や運動など普通に考えれば全力をつくすことが美徳とされるようなものへの過剰な執着や本人にとって uncontrollable な状態を表現することができる。

まあ、ともあれ、言葉は時代性があるので常に現場での表現はクライアントによって変容していかなくてはいけない。

2012-12-12 08:00

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