パッケージカウンセリングの是非

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数回分の心理カウンセリングをまとめて料金設定したり、月会費制あるいは定額制のような形でカウンセリングサービスを提供すると「パッケージカウンセリング」というようなものになるのかもしれない。
「かもしれない」というのは別に定義がはっきりとされているものでもないから。

以下の本は以前に読んで、マーケティングとしては面白い面もあるし、自由市場としてサービス提供の種類が増えるのは良いかな、くらいの印象を持っていた。

「カウンセラー」になって月収100万円稼ぐ法 (DO BOOKS)
北林 絵美里
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だが、同書のAmazonレビューの中では、各種カウンセラー資格認定団体らが定めている倫理綱領に照らすと適さないのではという指摘がされている。

確かに定額制や数回分先払いのような契約をカウンセリングサービスに持ち込んだとなると、中途で、または単回のセッションについてクライアントが取り止めやキャンセルをすることに心理的抵抗が増えるかもしれない。
しかし、逆にいったん契約関係を結べば、回数や継続の可否についての判断をいちいち強いられなくてもよくなるというのはメリットとしてもとらえられる。

上にも書いたようにサービスの内容や形式は多様であっていいと思うし、システムについてリスクやネガティブな側面「だけ」を見てもしかたない。

2012-12-07 06:00

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