災害の苦しみは人為的に増幅する

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災害はそれ自体が衝撃や苦しみをもたらすが、それだけではない。

そこからの回復や復活の過程で、社会や人々相互に行動や意見、回復量、などに違いができ、齟齬が生じる。
これは必然的なものだ。

そしてこれらは言わば、人為的に、後天的に、新たな衝撃と苦しみを作り出す。

もしかしたら、災害や事故の純粋に現象としてのダメージだけを考えるならば、諦めもつきやすいし、乗り越えやすい。
だが、回復するときに、社会や個人は、どのように回復するか、いつ復帰するか、それに誰がどれだけどのようにどんな分担や責任で貢献するかなどに関して喧々諤々の議論を生み出す。
その中で、もともとの災害・事故の何倍も苦しむことは多い。
また、この苦しみは災害・事故の何倍も何十倍も長い時間続いていくという怖ろしい面もある。

2012-11-12 15:00

Posted from Drift Writer on my iPad

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