失敗なしにコミュニケーションは学べない SNSも然り

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SNSでトラブルになるのは失敗を許せないシステムになっているからだ。

我々は、会話なり、集団生活なり、あいさつなり、様々な場面でのコミュニケーションをどんな風に学んできたかといえば、実践、実体験、そして失敗を通してだ。
言葉や会話を、学校のようなところで勉強して初めて覚えたという人はまれだろう。
皆家庭や小さなそれぞれのコミュニティでそれらの能力を得てきていることがほとんどだ。

その過程で一度も失敗や間違い、勘違い、あるいは恥ずかしい思いをしないで大人になった人はいないはずだ。
皆、試して、そのフィードバックをもとにして、習得してきた。

コミュニケーションのシステムとしては新しいFacebookやTwitterなどで、それを使い始めるすべての人に、ミスを一つもしないことを要求するのは過剰だ。
そうした要求は、何もしないというような消極的、消去法的な訓練やトラブル予防、対処しか生まず、不適切なのではないか。

すでに利用者が持っているコミュニティでの立場や責任をSNS内でまったく捨ててしまうことはできないのかもしれないが、失敗を許さないことが必ずしもプラスにはなっていない。

繰り返すが、失敗をしてしまうことが必ず悪いのではなく、ハナから失敗できないという運用に問題がないかを考えた方が良い。

2012-09-05 09:00

Posted from DPad on my iPad

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