臨死体験はある

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臨死体験というやつがある。

肉体的に死にかけて、その後運良く生還したときに、自分の身体や周りのことを客観的に見ていたと語ったり、親しい人にお別れをしに行っていたというような体験があったりするものだ。

これは実際に起こりうる。

お別れしに行った感覚が死にかけた人にあり、相手の知人がたまたま臨死の人のことを想起する。
この2つがほぼ同じ時期に起きれば、臨死体験という「奇跡」が成立する。

あとは、確率の問題だ。
人間は無数にいるし、日々何らかの事故や死に近づく出来事というものは起きている。
臨死体験のチャンスは無数にあり、その中でたった1回でも生じれば奇跡になる。

さらにそれら一連の出来事に、良いでも悪いでも構わないが、感情や文脈が少しでも存在して補強されると、全体のリアリティを強化する。

心理学上の共時性にも近い論理があるのかもしれない。

これは、体験や奇跡が間違いだとか嘘だという事ではない。
最終的に科学的に語ることができないのならば、あとは選択の問題だし、どんな物語にするかはその人間が決めることができるのだから。

2012-08-22 08:00

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