暇な時間は無駄ではない – 緊急ではないが重要なタスクをこなすために

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暇な時間があるというのは大事。
「重要だけれども緊急ではない」タスクがこなせる(可能性が暇の量に比例して高くなる)から。

人生や仕事上のタスクを分類するのに、「重要か、重要ではないか」と「緊急か、緊急ではないか」という軸を利用することは多いし、実際妥当だと思う。
現実の場面でも無意識に、この思考や検討を無数に繰り返しているからだろう。

そして、これも多くの人が実感するように「本当は『緊急ではないが、重要である』タスクをこなしたい」のに「『緊急かつ重要である』あるいは『緊急だが、重要ではない』タスクに追われている」。

「重要だけれども緊急ではない」タスクを実行するためには、もちろんまず時間という資源が必要だが、むしろ大事なのはそれを実行するための心の余裕だろう。
これを、「鉄の意思で実行するのだ」と、自ら決心しても、他人に促されても、やはりそれは純粋な精神論に陥ってしまう。

もちろん、常に忙しくしていることが、仕事を早く進めたり、能力を鍛えたりする原動力だとか、成長につながるのだという意見もある。

しかし、もしも余暇や余裕があることによっても、「緊急ではないが重要である」タスクをしないという結果になってしまうというのだったらば、その理由は「そのタスクが本当は重要ではない」か「自分自身の中で重要性やニーズの強化が適当ではない」という可能性が高いのではないか。

こちらの考え方の方が、単なる精神論や「頑張りたいと思っているのに夢を実現できない自分に対して嫌気がさす」というようなものよりもしっくりくると思っている。

2012-08-06 08:00

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