プレゼンと要約とトレーニングと常在戦場と

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カウンセリングでも研修講師でも、一連の話をうまく要約してプレゼン提示するスキルが問われる。

このスキルをトレーニングするのには、リアルな出来事でも、読んだ本でも、観た映画でも、あらゆる素材とあらゆる機会を使って、近くの人にプレゼンをしてみるのが良い。
お互いに「最近なにか面白いことあった?」「えーと、実は昨日ねぇ…」…「へーっ!」とか「あっ、それ最近売れてる本だよねー。書いてるその人って、元々どんな人で、なんでそういう仕事してるの?」「うん、読んだとこまでだと、こんなことを言っていてだね…」とかいう風に、日常の中で「要約プレゼン合戦」を数積み重ねる。

要約のコツとポイントは3つだ。

1 全体からバランス良く要素を取る

内容の始めから語るとか、時系列にしゃべるというのは、結局全体の映像を思い浮かべてもらうには不適当だ。
ここで今ポイントを強引に3つに絞っているのと同じで、短時間限られた中ではどうせすべてを伝えられないという覚悟をして、自分の頭や心に残った部分を印象が強かった順に並べていく。
ここで「全体」と言っているのは、例えば本であれば、自分が読んだページまで。

2 事実や実際に書いてあることだけでなく感情や印象も語る

事実だけでは、間違わないが、面白くない。
話の主人公や作品の主題に沿って、作中の感情や驚き、ドキドキワクワクについて話す。
自分の主観でも構わない。

これらと出来事と、あと多少の時間感覚・時系列情報があれば、聞き手は半ば「勝手に」物語を作り出して理解する。
理解がうまくいかなかったり、誤解があれば、あとから一緒になって修正していけばいい。
これもまた、プレゼンの醍醐味。
プレゼンというものは、情報が伝わることと同時にコミュニケーションをすることが目的であり、手段でもある。

3 要約に楔を打つ

理想的には、最初と、途中と、最後に、まとめを入れる。
まとめはあなたの「自分結論」だ。
「これは楽しい話です」「失敗しちゃってちょっと凹んだ出来事なんですが…」「とても有意義で興味深い本だと思ったんですがどう思います?」
楔は、カテゴリータイトルやタグのようなものと思ってもいい。
話し手と聞き手のズレはOKだが、ズレ過ぎはNGだ。

まとめ

日常をプレゼン・要約の修行の場に変える。
常在戦場。

2012-05-26 09:00

Posted from DPad on my iPad

(追記 2012-05-30 関連エントリ)

物事は必ずストーリーを帯びる | deathhacks

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コメント

  1. 岡田幸保 より:

    わかりやすい説明ですね。
    これからも記事の更新楽しみにしています。

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