カフェ遠目でのメッセージコントロール観察

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スタバなどのカフェで、他人の会話をよく聞くようにしていると前に書いた。

カフェでまた、他人の会話を盗み聞く | deathhacks

スタバで女子の会話を聞く | deathhacks

生の会話は、密室でのカウンセリングとはまた違うものだが、やはり勉強になる。
特にメッセージコントロールの面については、どんな場面や会話でも当てはめたり参考にしたりできる。

混み合った店内で、すぐ隣の人たちの会話であれば、内容までもよく聞こえてしまう。
近くであれば、こちらが背中を向けた位置関係であっても丸聞こえだ。
(念のために強調しておくと、会話を盗み聞くためにカフェに行くわけではなく。自分の作業の中でふと集中が途切れた合間なんかにモードを変えるだけ)

また、何か話しているのは見えていて多少の声は聞こえてはいても、内容までははっきりしないこともよくある。
オフィスなどでの雑然とした雰囲気のような感じだ。

そんなときでも、遠目から、どんなメッセージがやり取りされているのかは観察することができる。
仕事の話か、プライベートの話か。
真面目な話か、日常のたわいもないことか。
目的のある議論か、男女のいちゃいちゃ話か、などなど。

男女の会話でよくあるのは、男の方が話しすぎている場面だ。
何かとても良いこと、持論を熱弁していて、女子の方も表面上は関心を持って、感心しながら聞いているように見える。
しかし、もしも何かを伝えたいとか、相手のためになりたいと思うならば、実はもっと聞き手(というか情報などの受け手)にしゃべらせないといけないよなーと感じてしまう。

こうしたメッセージのやり取りは内容がよくわからないくらいの状態の方が繊細に感知できる。
ちょうど、カウンセリング教育のロールプレイで、「遠くから見ていてもどちらがカウンセラーでどちらがクライアントか見分けられるくらいに、ちゃんとメリハリをつけて話を聞かなくてはいけませんよー」と説明するのと一緒だ。

本来、会話というものは、どちらかが一方的に話すとか聞くとかいうものではない。
そして、話をすればするほど情報や思い、メッセージが伝わるものというわけではないし、聞き手が何もメッセージを出せず受け身オンリーというものでもない。
それがメッセージコントロールという考え方だ。

2012-04-14 08:00

Posted from DPad on my iPad

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