他人と、あるいは自分の中でせめぎ合ってこそ倫理

R4001664

倫理的な問題を議論したり、違いに折り合いをつけたりするのは難しい。
「正義」と一緒で、そこに正解がないからだ。
10人いれば10人の、100人いればその数と同じだけの倫理が存在する。

唯一正しい倫理や正義の基準というものがあるというならば、それは法律に決めたり、警察などが運用するなりして強制力を持たせた方がうまくいくはずだ。
しかし、そもそもそうなっていないものや、そうすることができないものが、時に倫理と呼ばれている。

別の立場の人間やチーム同士の倫理が食い違ったときには、どう考えたり、どう動けばいいのだろうか。

正しさというものがない以上、互いに押し付けあうことはできない。
相手に合わせて自分が変わってしまうのも何か違う。
そんなに柔なものだったら、始めから持ち合わせなくても良かったくらいの軽薄な倫理観だったことを認めるようなものだ。

譲らず、議論する。
違いを見つける。
期待はせずに、その議論の過程で起こる感情や当然の変化を認めていく。

そんな感じだが、今のところは答えになっていないだろうか。

2012-03-24 08:00

Posted from DPad on my iPad

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメント

タイトルとURLをコピーしました