AKB48のメンバー同士は仲間なのかライバルなのか

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以前にAKB48のように現場を踏む | deathhacksというエントリを書いた。

このプロジェクトに学んだり、真似をすることを考えてしまう点は多い。

まず、全体が一丸となって一つの目標に向かう(テレビにたくさん出るとか、ヒットチャートをにぎわすとかがそれだろうか)ことや、他の歌手やアイドル、アーティスト、グループと人気を争うということは当然のことだろう。

しかし、そうした生存競争が、プロジェクト内でも常に発生しているというのがはっきりとさらけ出されているという部分は注目する。
これまでにもグループ内でライバル関係があるとか、人気順争いがあるとかいうものは無数にある。
それらと違うのは一つには人数規模の桁が大きく、新世代補充のサイクルが早く緩まないこと、もう一つはライバル関係を無理に隠そうとせずにコントロールしていることだ。

実際に複数のチームを組織内に作り、その商品やミッションごとの完成度や成果を繰り返し定量化するなどして厳しく評価している(されている)ように見える。

ただ、こうしたチーム内ライバル関係やポジション争いなんかは、例えばプロ野球ではすでにあるフォーマットだと言える。
そう。このフォーマットを用意すれば勝手に上手くいくとか、チームが強くなるというものでもないのが難しいところ、不確定要素だ。

このフォーマット、そしてシステムがうまく回ると、チームの団結は強くなるが慣れ合いは排除される。
自分の隣や目の前にいるチームメイトはライバルであるから目標にしたり、打ち負かしたりしなくてはいけない。
それと同時に大事な仲間や戦力だから、成長を促したり、教えたり、補いあってプロジェクトに貢献しなくてはいけない。

こうしたシステムはカウンセリングを集団で実践したり互いに学び合ったりする場でも使えるはずだと思っている。

2012-02-05 17:00

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