メンタルヘルスや精神科医療には多くの議論 controversy がある。
これらは限界をしりつつも平常のときに、その良否の判断や科学的検証をしていくべきだ。
東日本大震災のような大災害が起きたときに、どんなツールを使うか、どのようなケアをするか、リスクやチャンスは何なのかを現場で議論したり判断したりするのは非効率的だ。
とは言いつつも、現実的に目の前にメリット・デメリットを兼ね備えた決断を要する事象があるのならば、最低限の議論や対決は必要になる。
それすらを避けたり、うやむやにするのであれば、善かれと思ってした仕事が結局はマイナスを生んだり、二度と建設的・科学的な議論ができなくなるくらいに人と人の感情的な溝が深まってしまったりする。
この感情的な溝、というものは当事者が”大人”であればあるほど、現場では表れないが、その溝の存在を見て見ぬふりをすれば平和に戻ったときに回復不能な壁となる。
2011-05-05 07:00
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