メンタルヘルス業界に足を踏み入れ始めた人たちへ その1


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(人によって差はありますが)何も知らないところから数ヶ月、カウンセリングやうつ、精神科医療、惨事ストレスなどを学び始めた人たちへ、私が言っておきたいことを数回に分けて書きます。

まず、色々な方法で学び続けましょう。
カウンセリングやストレスマネジメント教育などの現場をすぐに持つ人もいれば、フルタイムに近くメンタルヘルスに関わる現状ではない人もいると思います。

やる気があり、かつ現場がある人は幸いです。
今のところまでに学んだことを実践することがすぐにできるからです。
同じように学んだ者として、皆さんが学んだ技術や知識は本当にすぐに現場で役立つものです。
卒業して国家試験に受かったばかりの医師が、一人前に大抵の患者や疾患を一人で処置したりすることができないのと同じように、すべての状況やクライアントに適切に対応することはできないかもしれません。
それでも慎重に謙虚に素直に、自分の実力を知り、身に付けた技術を用いれば、恐れず胸を張って仕事をすることができると思います。

そのようなOJTつまり現場での実践や学びは大切ですが、何しろまだまだ経験も知識の引き出しも少ない(はず)の皆さんは、壁にすぐに突き当たると思います。
うつ状態と同じように無力感や自責感を感じることが多くあるかもしれません。
そんなときに、その自分をキチンと振り返ることができなければ、まさにストレスや疲労を溜めた人のように「しがみつ」いてしまうでしょう。

色々な方法で学ぶ、と書きましたが、簡単に言ってとその色々、とは「本を読むこと」です。
短期間の学習ではいたしかたないのですが、皆さんの知り始めたことはレベルは非常に高いのですが、あまりに純粋で無防備な内容の固まりでしかありません。
限定的な状況や先輩方の補助が得られる状況であれば、そのノウハウだけでも十分に活用できますが、ちょっとでもイレギュラーな場ではとたんに手も足も出なくなるでしょう。
そんな段階を徐々に変化させるためには、現場で学ぶだけでなく、世の中にすでにある様々なな本や知識、他人の話や経験を吸収するのが一番です。
そこをサボってはいけません。

何から読めばいいか、誰から学べばいいか、わからなければ聞きましょう。
時間やお金は多少なりとかかります。
というよりもキチンとこの業界で生きていこうとするならば相当の金銭・時間コストがかかるはずです。
(今はインターネットという低コスト情報インフラがあるのでまだ幸いですが)
そしてやる気と学ぶ基本があれば、あとは本にしても人にしても芋づる式に学ぶだけです。
そして現場でもがき、活かし、そして振り返り、また学びましょう。

現場を持つか持たないか、数ヶ月で得た知識を細々とやりくりし、ごまかしながらこなしていくか否か、などで実力の伸びはまったく違ってきます。
同じような経験や背景の人でも、数ヶ月の学習の中でハッキリと差がついてきます。
ましてや一区切りしてから独立的に働いたり学んだりする時期には1年もしてまた会うと驚くほど同期の者でも違いが出ていたりします。
それは素質とか持って生まれたもの、という話だけではなく、多くは勉強や努力の成果と言ってしまえるものでしかないと思っています。

2011-03-16 07:00

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