メンタルヘルス教育において科学性が担保しづらいと感じる時

メンタルヘルスの教育でうつやASD、PTSDなどの時間経過による変化を表現しイメージアップしてもらう場合に、なかなか科学的、学術的な表現は難しい。
うつやPTSDにはICDやDSMというような診断基準はあるものの、それらは経時的なスコアリングをするためのものではないからだ。
つまり、「その人が(その時点で)どれだけ苦しいか」や「以前に比べてどれくらい良くなった(楽になった)か」ということの客観的評価および記録ができないということだ。

そのため教育では多少不正確であったり、実データに基づくものではないが、概ねのアップダウンなどをx-y 2軸グラフ(もどき)で表すことが多い。
カウンセリングやサポートは個別状況や社会リソースなどの違いによってケースバイケースの面が大きいから、それで十分であるし、「科学性」「正確性」で勝負しない(できない)と考えれば問題は少ない。

と考えればグラフなどの高低、長短について細かく議論しても仕方がない。
ただし、説明や質疑応答を通して、大きくズレた理解をしていないかだけは注意しなくてはいけない。
その点は議論をするなり、教えたこと(学んだこと)をアウトプットする場でチェックしフィードバックを繰り返すしかない。
応用力やOJTを早い段階から重視するのが現状では有効だと感じている。
(それしかない、とも言える)

2011-03-08 08:00

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