メンタルヘルス教育グループの適切な人数は18人である

R0013055

  • 限定的な状況想定を前提として
  • 期間を2から6ヶ月くらいと考える
  • 指導者は2名+補助者数名
  • 場所・スペースは普通の小中高の教室か、大学などの1個セミナールームくらい?
  • 教育項目はカウンセリングロールプレイ、惨事後グループミーティング、グループ討議、教育発表、エクササイズ、エンカウンター的なレクリエーション、リラクゼーション法など
  • 肝は人数を2と3の倍数にすること。つまりその公倍数6の倍数ということになる。6名または12名または18名または24名
  • うなずきや表情などのメッセージコントロールの初期トレーニングやエクササイズ、リラクゼーションなどではまず2名組での練習が基本になる。だから2の倍数の人数にすると良い。単純に考えても偶数の方が均一に分割しやすいのは自明。全体を2つのグループに分けても同人数にできる
  • 3の倍数にする意味。カウンセリングロールプレイなどでそれぞれがクライアント役、カウンセラー役、観察者役にすることが多いから。
  • 役割を交代して時間回しすることも多い。このとき最小人数の3名であれば<(一定時間+振り返りの時間)×3>で計算できる。この3という掛け係数が4、5、6と増えるに従い時間所要は当然増え、感覚的にはその日や教育全体の時間コストに与える影響はとても大きい。(人数を18名と確定するべき、という今回の論は正にこの部分の感覚と経験から考え始めている)
  • 1グループ3名であればプラスして指導者または補助指導者を加えて振り返りやフィードバックをしても時間コストへの影響は最小。また、人数が増えるとどうしても振り返りの「密度」は下がるように思う
  • グループ討議などの内容の必要性上、一つ一つのグループの人数を増やすことは比較的容易。18名なら必要であれば9名のグループまではできるわけだ
  • 特にカウンセリングロールプレイあたりのトレーニングに力を入れるならば、3名でのグループを常に追求するべきと思う。結局この人数が最小構成(クライアント役、カウンセラー役、観察者役)。4人目をあえて加える意義は少ない
  • 3人×6グループならば、指導者は2名(主)+4名(副)でそれぞれを観ることができる。ちょっとしんどいが3名あるいは最小の2名でも観察・指導は可能かなと思う
  • 18名と考えると、9名での2チームグループ討議もできるし、6名での3個チーム並列の教育・学習もできる
  • 6名だと本当に最小のミニ勉強会という感じだから考えに入れるのは除く
  • 12名はOKと思う。2、3、4、6名という分け方ができる。ただし少数精鋭を追求するという感じが弱ければもう少し多くても観られそう。また人数を限定することとは矛盾するかもしれないが、なるべく多様なキャラクター、人物がいた方が、カウンセリングやメンタルヘルスの教育学習では有益。男女比や年齢層、人生経験など。18名もいると確実にうつや惨事の体験を自身が持っていたり、かなり身近に経験している人もいる
  • 24名だと多すぎる印象。2名分けだと全体を広く薄く観ることになるのは18名での9グループとあまり変わらないと思う。3名分けだと8個グループと6個グループでやや差が出る感じ。補助指導者の人数と技術などが潤沢であれば質は保てるとは思うが
  • もちろんこれらの考え方から18名グループとすること以外にもメリット・デメリットをふまえて応用的に人数を増減することもあり得る
  • 人数構成は理想論。政治的理由などは場合により最優先事項となったり、非可変の前提となるから

2011-02-23 07:00

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

コメント

タイトルとURLをコピーしました